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日野之彦「モデル」

snow contemporary
首に手を置く 2020, キャンバス油彩, 91×116.7 cm
日野之彦「モデル」
会期:2020年10月16日(金)-11月14日(土)13:00 - 19:00
*日・月・火・祝日は休廊
予定していたオープニングレセプションは都合により中止しますが、19時まで通常通り開廊いたします。
会場 : SNOW Contemporary / 東京都港区西麻布2-13-12 早野ビル404
会期は状況に応じて変更になる可能性がございます。
詳しくはウェブサイトをご確認ください。


SNOW Contemporaryでは2020年10月16日(金)から11月14日(土)まで、日野之彦による個展「モデル」を開催いたします。

2005年のVOCA賞受賞以来、インパクトの強い人物像という独特の作風が注目され続けてきた日野ですが、人物像のモチーフは多彩なバリエーションがあるものの、これまではほとんどが作家本人の身体でした。

「モデル」という展覧会タイトルの通り、他者であるモデルを描いた油彩とドローイング合わせて約20点を発表いたします。
日野は今回あえてモデルを描くことに挑戦した理由を「あらためて生身の人間の存在感を目の前で感じとってみること」を重要視したためと説明しています。2015年に彫刻制作に取り組んだ際、同じ角度からでも距離によって人体の見え方が異なることへの気づきがきっかけとなったと語っています。「これまで人物像を描くにあたって、顔つきや体つきを変形させて、特異なイメージを探ってきた。ここにきて、人体を変形させるための新しい基準を見つけたという思いだった」とも説明しているように、自分以外の生身の人間を眼前におくことで、自身とモデルとの距離によって生じる見え方の違いに興味をひかれたと言います。全身を俯瞰する時には数メートル離れ、細部を観察する時には接近するという具合に、距離によって異なる見え方をするモデルの諸要素を一つの人物像に統合しています。その結果、肌の質感や毛髪、身体の形状や瞳の映り込みにいたるまで、より鮮明に描かれることとなり、これまでの作品と同様、モデルの感情や個性といったアイデンティティは排除され、今まで以上に人体の存在そのものに肉薄しています。日野が新たなモチーフとして描く「モデル」の新作群をぜひご高覧いただけると幸いです。
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