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ジャンボスズキ「むこう岸へ」

snow contemporary
不淫 2020, キャンバス油彩, 145.5×112 cm
ジャンボスズキ「むこう岸へ」
会期:2020年6月12日(金)-7月11日(土)13:00 - 19:00
*日・月・火・祝日は休廊
*初日は15時より作家が在廊しております。
会期は状況に応じて変更になる可能性がございます。
詳しくはウェブサイトをご確認ください。
会場 : SNOW Contemporary / 東京都港区西麻布2-13-12 早野ビル404


SNOW Contemporaryでは6月12日(金) から 7月11日(土)まで、ジャンボスズキの個展「むこう岸へ」を開催いたします。

1980年生まれのジャンボスズキは、2007年名古屋造形大学美術学科卒業後、2008年「VOCA展」(上野の森美術館)、2010年「TDW-ART ジャラパゴス展」(Tokyo Designers Week / 明治神宮外苑絵画館前)、2011年「Art in an Office」(豊田市美術館)、2015年「魚の骨」(AKIBA TAMABI)等数々のグループ展に出品し、着実に力をつけてきたペインターです。

これまでジャンボスズキは、描く作品の構図を決めず、その時々で浮かぶ事物や記憶、感覚をたどりながらイメージを繋げていく独自の制作プロセスを特徴としてきました。その結果、彼の作品には、雷や天狗、エアマット、タイル貼りの風呂釜など、物質的・空間的・時間的に何ら関係性を持たないイメージが共存し、容易には読み取ることができない不可思議な魅力を鑑賞者に与えてきました。

個展タイトルの「むこう岸へ」とは、彼岸(あの世)と此岸(この世)を暗示しています。ジャンボスズキの作品には度々、棺やロウソクなど生と死の境界線を想起させるイメージがあらわれます。しかし今回の新作群は、かけ離れたイメージを重ね合わせたこれまでの抽象度の高い作風とは異なり、よりリアルな暗示を含んだものとなっています。それらは善悪の基準を超越した感覚的で快楽的な要素を多分に含み、時に背徳性や残忍性を孕んだものとなっていますが、それと同時に、どこかユーモラスで不条理な世界が共存しているのです。

新型コロナウィルスによって世界のあり方が根本的に見直される中、あらゆるものの「むこう岸」を想像することこそが現在求められているのかもしれません。ジャンボスズキの「むこう岸へ」は、そのような想像力を強く喚起する展覧会となるでしょう。
皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げます。

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