HITOTZUKI 「DECODE」
会期:2021年2月12日(金)-3月13日(土)13:00 - 19:00
*日・月・火・祝日は休廊
会場 : SNOW Contemporary / 東京都港区西麻布2-13-12 早野ビル404
会期は状況に応じて変更になる可能性がございます。
SNOW Contemporaryでは2021年2月12日から3月13日までHITOTZUKIの個展「DECODE」を開催いたします。
HITOTZUKIは、独自に作家活動をしていたアーティストのKAMIとSASUが1999年に結成したユニットです。ストリートカルチャーの中で育ち、スケートボードの軌跡にインスパイアされて生まれた、力強く明快なKAMIのラインと、80年代のサンリオなどのサブカルチャーや人間性心理学に影響を受けたSASUのポップな色彩とシンメトリーな形状がミックスされたHITOTZUKIのスタイルは、華やかでダイナミックな個性と、親密で暖かみのある世界観が共存し、確固たる存在感を持って日本のストリート・アートシーンを牽引してきました。
HITOTZUKIが主に制作拠点としているのはビルの外壁や、建築物の内部空間です。周辺の風景と一体化する彼らの作品は、壁画が芸術として受容されている欧米を中心に、アジアをはじめ世界各地で高い評価を受け、多くの新たな風景を創出してきました。近年では国内でも市民がクラウドファンディングで資金を集め巨大な壁画を依頼するなど、時には地域のアイデンティティとして作品が機能しています。
本展のタイトルである、読み解く、あるいは(暗号を)解読するという意味の「DECODE」では、そうしたHITOTZUKIの制作現場のリアリティから抽出された現代を「読み解く」ための新作群が発表される予定です。
制作場所を移動するHITOTZUKIの活動には常にペンキや筆、あるいは養生シートといった壁画制作には欠かせないものが帯同します。HITOTZUKIにとってそれらは単なる消耗品ではなく、制作を共にする「同志」のような存在であり、使用済みのペンキ缶やインクのステインでさえも、彼らにとってはともに制作に関わった軌跡を示す産物であるとともに、そこには作品と同等の価値とリアリティが存在するのです。
本展のメインビジュアル作品「DECODE 01」は、HITOTZUKIが壁画制作の際に床を汚さないように敷いたシートを背景に描いた作品です。シートに飛び散った無数のペンキが制作現場のリアリティを喚起します。HITOTZUKIは制作現場の即興性や偶然性といった痕跡に美しさを見出し、そこに加筆することで自身の根源的な制作の意味を「DECODE」(解読)しようとしているのです。
本展を通じてHITOTZUKIのこれまでの壁画での制作活動や作品への姿勢そのものを体感いただけましたら幸いです。
会期:2021年2月12日(金)-3月13日(土)13:00 - 19:00
*日・月・火・祝日は休廊
会場 : SNOW Contemporary / 東京都港区西麻布2-13-12 早野ビル404
会期は状況に応じて変更になる可能性がございます。
SNOW Contemporaryでは2021年2月12日から3月13日までHITOTZUKIの個展「DECODE」を開催いたします。
HITOTZUKIは、独自に作家活動をしていたアーティストのKAMIとSASUが1999年に結成したユニットです。ストリートカルチャーの中で育ち、スケートボードの軌跡にインスパイアされて生まれた、力強く明快なKAMIのラインと、80年代のサンリオなどのサブカルチャーや人間性心理学に影響を受けたSASUのポップな色彩とシンメトリーな形状がミックスされたHITOTZUKIのスタイルは、華やかでダイナミックな個性と、親密で暖かみのある世界観が共存し、確固たる存在感を持って日本のストリート・アートシーンを牽引してきました。
HITOTZUKIが主に制作拠点としているのはビルの外壁や、建築物の内部空間です。周辺の風景と一体化する彼らの作品は、壁画が芸術として受容されている欧米を中心に、アジアをはじめ世界各地で高い評価を受け、多くの新たな風景を創出してきました。近年では国内でも市民がクラウドファンディングで資金を集め巨大な壁画を依頼するなど、時には地域のアイデンティティとして作品が機能しています。
本展のタイトルである、読み解く、あるいは(暗号を)解読するという意味の「DECODE」では、そうしたHITOTZUKIの制作現場のリアリティから抽出された現代を「読み解く」ための新作群が発表される予定です。
制作場所を移動するHITOTZUKIの活動には常にペンキや筆、あるいは養生シートといった壁画制作には欠かせないものが帯同します。HITOTZUKIにとってそれらは単なる消耗品ではなく、制作を共にする「同志」のような存在であり、使用済みのペンキ缶やインクのステインでさえも、彼らにとってはともに制作に関わった軌跡を示す産物であるとともに、そこには作品と同等の価値とリアリティが存在するのです。
本展のメインビジュアル作品「DECODE 01」は、HITOTZUKIが壁画制作の際に床を汚さないように敷いたシートを背景に描いた作品です。シートに飛び散った無数のペンキが制作現場のリアリティを喚起します。HITOTZUKIは制作現場の即興性や偶然性といった痕跡に美しさを見出し、そこに加筆することで自身の根源的な制作の意味を「DECODE」(解読)しようとしているのです。
本展を通じてHITOTZUKIのこれまでの壁画での制作活動や作品への姿勢そのものを体感いただけましたら幸いです。
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