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日野之彦「高い所」

snow contemporary
首を曲げる 2019, 紙に色鉛筆, 50x60cm
日野之彦「高い所」

会期:2019年4月20日(土)~5月25日(土) 13:00 - 19:00
*日・月・火・祝日は休廊
オープニングレセプション:4月20日(土) 18:00 - 20:00
会場:SNOW Contemporary


SNOW Contemporaryでは2019年4月20日(土)から5月25日(土)まで、日野之彦による個展「高い所」を開催いたします。

2005年のVOCA賞受賞後、インパクトの強い人物像を描く独特の画風が一躍注目されることとなった日野之彦。その後は、静物画や風景画、水彩、色鉛筆によるドローイング、彫刻作品などあらゆるメディアでの表現に挑戦し続けてきました。 日野は筑波大学在学中、人体や静物画のデッサンを多く描いてきたと語ります。現在の日野が描く現実とも非現実とも捉えることのできるギリギリの境界線上に存在する世界観は、大学時代からの修練による画力のもとに成立していると言えるでしょう。日野作品の基礎とも言えるドローイングによる作品は、単なる油彩作品の素描ではなく、どの作品も独立した一作品として制作されており、油彩作品と同様に人気を博してまいりました。

本展では、ドローイングを中心とした作品群を発表いたします。
個展タイトルを「高い所」とした通り、本展のメインイメージは、高い所に立つ男性を地面から捉えた独特の構図となっています。日野は、2015年に彫刻制作に取り組んだ際に、距離によって人体の見え方が異なることに気づき、このパースを平面に応用できないかと考えたと言います。これまで、性差や年齢、社会的立場、年代、感情など人物を特定するような事実を徹底的に排除することで身体の表現に挑んできた日野ですが、今回の作品では、さらに遠近法的アプローチを加え、空間の都合で変形させられている人体への表現に挑んでいます。
日野の新たな挑戦による精緻なドローイングの世界をご高覧いただければ幸いです。
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