HITOTZUKI「ALTERRAIN」
会期:2016年12月16日(金) - 2017年1月28日(土) 11:00 - 19:00
*日・月・祝日・冬期休暇中(2016年12月23日~2017年1月4日)は休廊
オープニングレセプション:12月16日(金) 18:00 - 20:00
会場:SNOW Contemporary
SNOW Contemporaryでは2016年12月16日(金)から2017年1月28日(土)まで、HITOTZUKIの個展「ALTERRAIN」を開催いたします。
HITOTZUKIは、リズミカルで力強いラインを描くKamiとシンメトリーなモチーフを繊細な色彩で描くSasuによるアーティスト・ユニットです。それぞれにソロとして活躍していましたが、1999年より共同制作をスタートさせ、初期はアメリカのストリートアートの代表的なムーブメントの1つ「Barnstormers」で活動。ヨーロッパ各国のミュラルムーブメントの発展に参加し、2004年イギリス URBIS美術館にて開催された「Ill Communication Ⅱ」に出品。その後日本においてもオルタナティブスペース「大図実験」への参加をはじめとし、2005年には「X-COLOR / Graffiti in Japan」(水戸芸術館現代美術センター)、2010年には「六本木クロッシング:芸術は可能か?」(森美術館)に出品しています。また台湾やベトナム等、アジア各国においても壁画を制作。世界各国のストリートアートの第一線に壁画表現を開拓し、いずれも高い評価を得ています。
ビルの壁面などの建造物にペイントする行為は、70年代NYから始まったグラフィティ文化を経由しながら、現在は街中を通る全ての人に向けられたストリートから発信されるアートとして認識されつつあります。地域の風景を一変させ、時にはその土地のアイデンティティとして機能することもあり、大きな影響力をもつこのアートは、場の気配や人々の文化、その土地の「今そこ」をとらえ記録する行為でもあり、街とアートは密接な関係を結ぶこととなります。
HITOTZUKIの壁画もそのような意味において、公共空間のルールやストリートカルチャーのコミュニティーの価値観などをめぐる様々な状況に対し、対話と交渉を続けることによって自らの表現を練り上げてきました。また、HITOTZUKIの壁画作品で描かれるモチーフは、二人の生い立ちや、関わりを持った文化からの影響を綿密に取り入れて生み出されたアイデンティティーの象徴であり、壁画制作のプロセスは、身体を使いフリーハンドで壁に直に描き進めて行くアクション的な行為を通じて壁画として記録されます。
本展ではタイトルを「Alterrain」とし、新作のキャンバス作品を発表いたします。 「Alterrain」は全地形型という意味をもつ「All Terrain」と「alternative(新しい、もう一つの選択)」をあわせた意味をもつHITOTZUKIによる造語です。これまでに国内外の様々な場所にて制作を続けてきたHITOTZUKIですが、様々なシーンをクロスオーバーしながら活動の場を開拓し、地域に入り新たな風景を作りだす制作活動は、状況に対応しながらも時には全地形型のタイヤのように突き進む機動力も必要であったに違いありません。本展では、ユニット結成時から一貫して変わらないHITOTZUKIの制作への姿勢そのものをあらためて表明する展覧会となります。
ギャラリー空間で展開されるHITOTZUKIの個展にご期待の上ご高覧いただけましたら幸いです。
会期:2016年12月16日(金) - 2017年1月28日(土) 11:00 - 19:00
*日・月・祝日・冬期休暇中(2016年12月23日~2017年1月4日)は休廊
オープニングレセプション:12月16日(金) 18:00 - 20:00
会場:SNOW Contemporary
SNOW Contemporaryでは2016年12月16日(金)から2017年1月28日(土)まで、HITOTZUKIの個展「ALTERRAIN」を開催いたします。
HITOTZUKIは、リズミカルで力強いラインを描くKamiとシンメトリーなモチーフを繊細な色彩で描くSasuによるアーティスト・ユニットです。それぞれにソロとして活躍していましたが、1999年より共同制作をスタートさせ、初期はアメリカのストリートアートの代表的なムーブメントの1つ「Barnstormers」で活動。ヨーロッパ各国のミュラルムーブメントの発展に参加し、2004年イギリス URBIS美術館にて開催された「Ill Communication Ⅱ」に出品。その後日本においてもオルタナティブスペース「大図実験」への参加をはじめとし、2005年には「X-COLOR / Graffiti in Japan」(水戸芸術館現代美術センター)、2010年には「六本木クロッシング:芸術は可能か?」(森美術館)に出品しています。また台湾やベトナム等、アジア各国においても壁画を制作。世界各国のストリートアートの第一線に壁画表現を開拓し、いずれも高い評価を得ています。
ビルの壁面などの建造物にペイントする行為は、70年代NYから始まったグラフィティ文化を経由しながら、現在は街中を通る全ての人に向けられたストリートから発信されるアートとして認識されつつあります。地域の風景を一変させ、時にはその土地のアイデンティティとして機能することもあり、大きな影響力をもつこのアートは、場の気配や人々の文化、その土地の「今そこ」をとらえ記録する行為でもあり、街とアートは密接な関係を結ぶこととなります。
HITOTZUKIの壁画もそのような意味において、公共空間のルールやストリートカルチャーのコミュニティーの価値観などをめぐる様々な状況に対し、対話と交渉を続けることによって自らの表現を練り上げてきました。また、HITOTZUKIの壁画作品で描かれるモチーフは、二人の生い立ちや、関わりを持った文化からの影響を綿密に取り入れて生み出されたアイデンティティーの象徴であり、壁画制作のプロセスは、身体を使いフリーハンドで壁に直に描き進めて行くアクション的な行為を通じて壁画として記録されます。
本展ではタイトルを「Alterrain」とし、新作のキャンバス作品を発表いたします。 「Alterrain」は全地形型という意味をもつ「All Terrain」と「alternative(新しい、もう一つの選択)」をあわせた意味をもつHITOTZUKIによる造語です。これまでに国内外の様々な場所にて制作を続けてきたHITOTZUKIですが、様々なシーンをクロスオーバーしながら活動の場を開拓し、地域に入り新たな風景を作りだす制作活動は、状況に対応しながらも時には全地形型のタイヤのように突き進む機動力も必要であったに違いありません。本展では、ユニット結成時から一貫して変わらないHITOTZUKIの制作への姿勢そのものをあらためて表明する展覧会となります。
ギャラリー空間で展開されるHITOTZUKIの個展にご期待の上ご高覧いただけましたら幸いです。
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