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飯沼英樹 「6th Sense」

snow contemporary
飯沼英樹 「6th Sense」

会期:2014 年 6 月 6 日(金)- 22 日(日)12:00 - 20:00 *月曜休廊
オープニングレセプション: 6 月 6 日(金)18:00-20:00
トークショー:6 月 6 日(金)18:30-19:30 戸谷成雄(彫刻家)x 飯沼英樹
会場:SNOW Contemporary (XYZ collective) / 東京都世田谷区弦巻 2-30-20 1F


SNOW Contemporary では 6 月 6 日(金)から 22 日(日)まで、飯沼英樹の個展”6th Sense”を開催いたします。

1975年生まれの飯沼英樹は、愛知県立芸術大学大学院卒業後、ナント国立美術大学(フランス)に入学。同学のヨーロッパ高等教育交流プログラム(ERASMUS)によりコペンハーゲン(デンマーク)、ミラノ(イタリア)、カールスルーエ(ドイツ)に留学し、長らくヨーロッパ各地にて活動していました。日本帰国後の近年は、ギャラリー等のアートスペースのみならず、国内外のアートフェアや六甲山での屋外彫刻、都内のショッピングウィンドウなど様々な空間にて作品を発表。従来の木彫イメージを覆す鮮やかで印象的な展示は、いずれも多くの観客を引きつけ好評を博してきました。

飯沼英樹の作品のモデルとなるのは常に現代の女性です。都会に生きる女性のみせる一瞬のポーズやファッション、表情を捉えた作品は、鑑賞者と視線が絡み合うことなく、それはまるで風景画やスナップ写真にも似た距離感で表現されています。しかしそれらの作品は単に現代社会の空気感をうつし出しているだけではなく、飯沼自身が「現代に生きる女性達の強さとしなやかさを兼ね備えた姿に、男性にはない魅力とたくましさを感じる」と語るように、現代を生きる女性に対する強い礼賛の姿勢があるのです。

本展ではタイトルを”6th Sense”とし、新作約20点にてインスタレーション空間を展開する予定です。日本における木彫は、江戸時代に活躍した仏師・円空に代表されるように、神宿る木から新たな神である仏を表現する人々の「第六感」(6th Sense)に訴えるような存在でした。それは超自然的な何かに対する畏敬や祈りといった思いが込められた、生活に深く根ざしたものだったのではないでしょうか。それでは、超自然的な存在が意識されることのない現代において、木彫とは、ひいてはアートとは一体どういう存在なのでしょうか。この度の個展で飯沼は、現代社会を生きる女性達を通じて、現代における超自然的な何かの存在を追求する試みに挑戦いたします。飯沼の表現する個展”6th Sense”の世界が、忘れかけていた意識を呼び覚ます機会になれば幸いです。
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